香りを楽しむための珈琲店主が探し回った焙煎機で挽くROROオリジナルの味わい

TASTE&FRAGRANCE味わいと香り

ROROでは、純日本製の殺菌効果のある遠赤外線チタンドラム焙煎機を使用しています。他店で同様の焙煎機を使用しているのはあまり見かけません。

先代から店を継いだ時、品質の追求を追い求め京都の与謝野町まで宝塚駅から鈍行列車で視察に行きました。理想の香りと味わいを求めて探し回り、ようやく出会えたのが、この焙煎機です。

ROROの珈琲は、お米を食べたときに感じる香りと甘味にも似ています。

想像してみてください。窯でお米を炊いた時。蓋を開けるとほのかに甘い、良い香りがします。

同様のうっとりするような甘い香りが、この焙煎機でコーヒー豆は挽くと立ち上るのです。店主はこの香りにほれ込みました。

抽出作業は楽しくもありますが、毎回真剣勝負です。備長炭と同じ、遠赤外線効果で外部と内部を同時加熱し焼きむらをなくします。焙煎すると豆の繊維が膨張してスポンジのようみ沢山の空洞ができます。従来の焙煎機より、加熱による負荷をできるだけ抑え膨張をさせないようにします。焙煎することにより焙煎豆にガスを発生しますが、そのガスを挽くまで香りを逃がさないようにガスバリアで品質を保護しています。

一般的には1週間から長くても半月ぐらい新鮮さを保ちますが、この焙煎機で焙煎した豆は1、2カ月経っても新鮮さが持続しますし、更に甘味の増すように感じます。口内は香りと甘味を感じ、胃から立ち上げる香りで余韻も長く、ゆっくり楽しめます。

ワインのように楽しめます。

あと従来はガス熱なので水分や塩味を含みます、どうしても雑味やえぐ味を感じやすく、香りにも影響します。当店の焙煎機はチタンなので錆びませんし金属臭もなく、そして加熱が電気です。素材本来の味を最大限引き出せる焙煎機ですし、豆の品質の善し悪しがわかりやすいです。劣化すると香りがなく苦いだけのコーヒーになるのでおいしさに欠けると思います。

一般品・量産品は、効率コスト重視でカラカラに乾燥させるだけですが、原料もスペシャリティーコーヒーのみで精製方法も発酵過程があるものをできるだけ使用していけたらと考えております。

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